明石港再開発計画について(第337回12月定例会 一般質問⑤)

昨年10月、県では、明石港東外港地区再開発計画検討委員会を立ち上げ、再開発計画の検討に着手され、これまで精力的な検討が重ねられてきました。

そして先月、同委員会により明石港東外港地区再開発計画素案が取りまとめられ、今月、パブリック・コメント手続が実施されたところです。この計画素案では、土地利用方法の例示として、中央部を商業施設やホテル、マンションなどのにぎわいゾーンとして整備し、眺望を生かした活用やクルーズ船の発着場としての利用などのウオーターフロントゾーンとするなど、大まかな利用方法を示しています。

県民からのアイデア募集結果も参考とされ、明石らしさも考慮して作成されており、意欲的な計画となっています。この明るい計画には大いに期待するものの、一方では現在操業中の砂利揚げ場の廃止はうまく決着できるのだろうかと沈痛が絶えないところでもあります。

そこで、改めて、ここに知事をはじめとする兵庫県としての意欲的な姿勢と、県としてこの明石港再開発をどのように成し遂げていこうとしているのか。当局のご所見をお伺いします。

答弁 県土整備部

明石駅前南地区再開発事業など、明石駅周辺の整備が進展する状況を踏まえ、砂利揚場等の再開発を早急に
進め、中心市街地の更なる活性化を図る必要があると判断し、まちづくりを担う明石市とともに、学識者、地元住民代表等で構成する検討委員会で計画の検討を進めてまいりました。本年8月には、再開発の基本的な方向性を中心市街地の南の拠点を形成し、駅周辺や大蔵海岸との回遊性を高めることで、中心市街地の更なるにぎわい創出を図ることとし、大まかな土地利用を示した計画素案を取りまとめたところです。今後パブリックコメントや委員会での議論を経て、年内に県が計画を取りまとめて公表し、引き続き事業化に向け明石市と連携・協力し、事業手法の検討を進めていきます。再開発実現のためには、砂利揚場を廃止する必要があり、砂利揚場の使用者に対しては平成30年度末をもって使用許可を更新しない旨を伝え、期限までに土地が明け渡されるよう、粘り強く交渉していきます。