1 市民夏まつり事故と砂浜陥没事故への対応
2001年7月21日、市民夏祭り会場で起きた明石歩道橋事故。同年12月30日、大蔵海岸で、当時4歳の女児が、砂浜陥没により死亡した明石砂浜陥没事故。痛ましい両事故に対して、市長就任後すぐに両事故の遺族らと面会し、市民を守る市長として最も大切な職務として、事故の原因究明と再発防止に取り組んだ。2期目も両事故を「市長としての原点」とし、まちづくりの基本に事故の反省と教訓を据えた。
市民まつりについては、復活を望む市民の声も踏まえ、事故再発防止の決意を示す意味も込め2004年より再開した。事故以前は花火大会をメーンイベントとして、行政主体で行われてきたが、再開後は地域資源を掘り起こす「市民主導型」への転換を掲げ、催しは民間の実行委員会、安全対策は行政という分担で実施した。
事故以来閉鎖されていた大蔵海岸砂浜は改修工事を行い、安全確認調査、管理を十分に行なう事で2006年に再開し、こども達が楽しく安全に遊べる大蔵海岸こども広場もオープンさせた。
2 安全安心の推進
こども 地域 安全 元気 をキーワードに、市民に最も身近な基礎自治体として、市民に寄り添った安全安心の施策を進めた。全小学生には防犯ブザーを配布。交通事故や不審者から児童を守る役割を担う地域住民によるスクールガードを導入し、学校、幼稚園、保育所の警備の強化を図った。
その他にも、災害に備えての防災訓練の強化、消防署二見分署に救急隊を増隊。また現在では設置が常識となっているが、全国に先駆け公共施設にAED(自動体外式除細動器)の設置を推進した。
3 地域の元気アップ
- 音楽のあふれるまちづくり
- 明石海峡クルーズの実施
- のじぎく兵庫国体の開催
- 中心市街地の活性化(春旬祭)
- 商店街振興のために
- 明石タコ検定
- ウミガメの保護活動
- 山のまち・養父市との交流
- 神戸学院大学との連携協力
- 国際交流の推進(米国バレホ市・中国無錫市)
4 コミュニティの再構築
- タウン・ミーティングの開催
- みんなで学校園を美しくする運動
- 学校園芝生化
(再掲)・スクールガード
5 教育・福祉の充実
市役所1階に無料の一時保育ルームを開設した。保育士が常駐した庁舎内の一時預かりは、県内初のサービス。
- ファミリーサポートセンターの開設
- 子育て支援センターの開設
- 乳幼児医療費助成の拡充
- 全公立保育所で延長保育の実施
- こども基金の創設
- 障害児タイムケア事業の実施
- のびのびランドの充実
- 元気高齢者いきいき活躍大作戦の展開
- シルバータウン・ミーティングの開催
- 地域福祉計画の策定
- 高校入試総合選抜制度の検証
- 特別教育指導員と生徒指導補助員の増員
- 少人数学級への取り組み(スタート・フォロー事業の実施)
- 米飯給食の推進
6 将来を見据えた都市基盤整備
- コミュニティバスの本格運行
- 福田大窪線の供用開始
- 明石駅前線(銀座通り)のリニューアル
- JR土山駅の橋上化
- 山陽電鉄西二見駅オープン
- 東仲ノ町地区市街地再開発事業の清算へ
7 より利用しやすく、親しみのある市役所に
- 明石駅市民サービスコーナーを土日夜間も開設
- 福祉窓口の一元化
- 総合案内窓口の設置(接遇向上のため)