スキーをはじめとしたウィンタースポーツは、⽇常と隔離された雄⼤な⾃然の中で、⾝体を動かし⼼⾝を癒やすストレス発散効果、⾃然や景⾊と体感することによる教育効果があげられる。
ウィンタースポーツの振興は、⾃然、経済条件とも厳しい中⼭間地域の活性化の契機にもなるだろう。しかし、ウィンタースポーツの代表であるスキー⼈⼝は激減し、⼀時スキーに変わってブームとなったスノーボード⼈⼝も減少が続いている。更に、修学旅⾏や野外活動でスキーやスノーボード実習に取り組む学校も減少傾向にある。
スキー・スノーボード⼈⼝の減少という現状を踏まえ、ウィンタースポーツの振興につなげるため、学校教育等において⻘少年への浸透を図り、⽣涯スポーツとして未経験者や初⼼者の⽅に⾨⼾を拡げる取組が重要である。
「スポーツ⽴県ひょうご」のさらなる推進に向けて、ウィンタースポーツの振興についての課題認識、今後の取組展開について所⾒を伺う。
答 弁 ⾼井 教育⻑
すそ野拡⼤する上で、児童⽣徒の内にそれを体験するということは、⼤変⼤きな効果がある。例えば県⽴⾼等学校の修学旅⾏151校中、スキー・スノーボード実習をしているのは52校である。
⼀⽅、シニア世代では、根強い⼈気があるまた、但⾺の各市町、県下のスポーツクラブ21ひょうごでは、多世代が参加できるスキーやスノーボードの⼤会・教室を実施していただいている。競技⼒の⽅でも、県スキー連盟と連携をして⾹美町のおじろスキー場を拠点とした選⼿強化事業や、上村愛⼦さんなどオリンピック選⼿を講師に迎えた⼩学⽣を対象とする教室など、各種事業を展開していただいている。
後も、修学旅⾏等で⽣徒が卒業後も⽣涯楽しめるスポーツとして定着するように指導するとともに、競技団体と連携して、すそ野拡⼤や国内外で活躍するアスリートの輩出にむけた取組を推進していく。