地域・産業と連携した県立高校の特色ある学びについて(第374回令和8年2月定例会一般質問⑥)

 少子化が進む中、県立高校には学力向上に加え、地域や産業を支える人材育成拠点としての役割が求められています。特色化は入学時の魅力づくりにとどまらず、卒業後の進路や地域定着まで含めて評価・発展させる視点が重要です。

 村岡高校の地域アウトドアスポーツ類型では、自然を活かした教育でリーダーシップや専門性を育む先進例であり、これを観光資源やスポーツツーリズムと結びつけることで、地域づくり人材の育成へと発展させる余地があります。観光学や地域経営の要素を組み込み、イベント企画運営、合宿・大会の誘致、地元事業者との協働プロジェクトなど、地域と連携した実践的な学びを通じた地域課題の解決につなげる好例になり得ると考えます。

 これらは競技者育成にとどまらず、地域の稼ぐ力を担う人材育成や、将来の就業・起業の可能性にも繋がります。地域資源を持つ県内各地の高校にも展開することで高校の特色化の深化も見込まれます。そのためには、大学や企業、自治体等との連携を県が制度的に支援し、教育成果を地域の雇用や起業につなげる出口戦略として検討すべきと考えます。さらに、探究活動の成果を地域に還元し、継承する仕組みや発表機会の充実により、学びを地域資産として蓄積し、新たな特色化の推進に繋がっていくのではと考えます。

 そこで、県立高校の特色化について、村岡高校のような取組を含め、地域や産業と連動した学びを今後どのように進めてくのか、当局のお考えをお伺いします。

答弁 教育長

 県教育委員会は「県立高等学校教育改革第三次実施計画」に基づき、地域や企業、大学等と連携した特色ある学びを推進しています。村岡高校のほか、佐用高校の特産品を活用した商品開発、社高校の地域連携バスツアー、明石北高校の企業と連携した商品開発など、地域資源を活かした実践的教育を展開しています。
さらに今年度から全ての県立高校で「県立高校ふるさと共創プロジェクト」を実施し、地域課題解決型の学びを推進しています。探究活動の成果発表の場も設け、学びの深化と継承を図っています。今後は国の方針も踏まえ、地域と連携した高校の特色化を一層進めていきます。